◇ 住まいづくりのこんなアイディア

ちょっとしたアイディアで、生活が便利になったりします。どんなことが考えられるか少しばかり考えてみませんか?

◆ タイマーでセキュリティー

ご存知だとは思いますが、照明器具にタイマーを組み込んで、例えば夕方6時になったら点灯し夜の11時になったら消灯するような事が出来ます。お店などの照明看板でごく普通に行われているものですが、この機能を家の簡単なセキュリティーとして利用することが出来ます。

長期間旅行などする時に、夜になると家中の照明が長期間点灯しない訳ですので、留守だということが分かります。最近では玄関周りは人感センサー付の照明が一般的になりましたから、玄関周辺はいいのですが、明らかに留守だということが分かっていますので、泥棒などは安心して仕事(?)に取り掛かれます。それを心配して、一部屋だけ明かりをつけておけば・・・なんて考える方もおられるようですが、効果のほどは疑問です。

そこで、仕事柄長期出張の多い方の家にある細工をします。それは次のような細工です。例えば、表に面したリビングと和室と2階の寝室の3箇所の照明器具にタイマーを組み込みます。
タイマーの働きは次のようにします。
 1階リビング ⇒ 21時点灯~22時消灯
 2階寝室 ⇒ 22時点灯~23時消灯
 1階和室 ⇒ 1時点灯~2時消灯

この他に玄関ポーチやトイレなどにも組み込んだり、時間帯を工夫すればもっといいかもしれません。目的はあたかも家の中に住まい手がいるというふうに思わせれば良い訳ですので、明かりが時々点灯するように仕掛けるだけですが、これが結構効果的なようです。実際に夜明けまでお付き合いしましたが、なかなかのものでした。意外と効果があるのではということを実感しました。

これぐらいの、ま、言ってみれば小手先のごまかしには、賢い空き巣狙いには騙されないかも知れませんが、安価で出来ますのでやってみる手はあります。

◆ 風除室を設ける

風除室風除室は、一般的にはホテルや事務所などの入口に採用されるケースが殆どです。主には、強風や雨がいきなり直接玄関口に入ってくるのを防ぐ目的がありますが、冷暖房などの熱効率なども改善されたりします。住宅に取り入れることはめったにありませんが、それなりの効果といいますか便利な面が多々あります。

風除室を設けることで次のようなメリットがあります。

  1. 直接強風が玄関に入ってきませんので、例えばドアが勢いよく閉まるようなことがありません。
  2. 郵便ポストを取付けますと雨にぬれずに郵便物を取り入れられます。
  3. 車庫スペースと連携させれば雨に濡れずに車庫と出入りできます。
  4. 玄関先の小スペースですが、あしらい方によってはちょっとしたインテリア空間を演出でき、玄関を引き立たせることが出来ます。
  5. 二重扉ですので防犯上とても安心です。


◆ 配電盤に配線図を

配電盤の中を覗いてみてください。各スイッチに例えば1F電灯とかコンセントとかのシールが貼ってありますか?最近の建物は多分貼ってあるかとは思いますが、古い建物ですと貼られていないケースが多いと思います。どれがどうなっているのかさっぱり分からない場合、スイッチを全部上に上げておけばいいか、なんてことになってしまいます。

電気を節電するためにも、無駄なく効率よく使いたい訳ですので、出来ればさらに電気配線図を配電盤の近くの壁に貼っておくことをお勧めします。配線図は竣工図を貼ってください。どのスイッチがどこのエリアをまかなっているのかが、一目で分かりますのでとても便利です。
※備考
竣工図とは工事にかかる前の図面ではなく、工事中に追加したり変更したりしたものまで含めた、いわゆる完成配線配管図のことをいいます。

長期旅行に出かける時などは、無駄な電気系統を遮断することで節電にもなりますし、火災の心配も少なくなります。また、専門家の電気業者に来てもらわなければならなくなった時に、この配線図があると業者の方の理解も早く、良い結果につながると思います。


◆ 壁厚の上手な利用

通常木造に使われる柱は105×105角です。その柱の外側にボード類が張られる訳ですが、外部に面する壁は断熱材などが充填されますが、内部の壁は空隙になっています。間取りにもよりますが、この壁の厚みを間仕切りの全長と高さ(天井高)を掛け合わせ、単純計算しますと40坪程度の2階建ての家で大体30㎡(約9坪)位になります。当然外部に面する壁や柱や間柱・筋違等が施された壁もありますので、その分は差し引かなければなりませんが、それにしても大きな空間になります。この坪数に坪単価を掛けて見て下さい。びっくりするような金額になりますね。もったいないとは思いませんか?

必然的に出来るこの空間を上手に工夫し活用しない手はないと思います。ちなみに、単行本の奥行きは115mm程度です。出来るだけ部屋を広く使いたい。その為にも、この壁厚の活用は大いにすべきと思いますがいかがでしょう。

左の写真はホームシアタールームのDVDの収納に壁厚を利用した例です。この棚の場合、DVDとCDが相当収納できますので、愛好家の方にはとても重宝だと思います。

このように、105mm厚の壁の空間を上手に活用することで、本棚にしたり、ビデオやCDの収納する棚にしたりも出来ますし、また、内側に照明を取付けて障子紙を貼りますと、何とも言えない雰囲気が出ます。インテリアとしての効果も期待できますので一考に値すると思います。ここでは、この程度にしておきますが、その他にも、いろいろ工夫することで面白いことが一杯ありますよ。後は宿題にしておきます。考えて見てください!

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